2009年12月アーカイブ

政府は18日、平成22年度予算編成で国土交通省が概算要求で6千億円を要求した高速道路無料化について、予算を1千億円程度に圧縮する方向で調整に入りました。与党の意見を踏まえて最終決定しますが、国交省は予算規模に合わせ、無料化実験区間の選定など詰めの作業に入ります。来年度概算要求は過去最大の95兆円超に膨らみましたが、政府は国債発行を抑えるため、マニフェスト(政権公約)に掲げた目玉政策にも切り込みます。

国交省は来年度から社会実験として一部路線で高速料金無料化を実施し、対象区間の減収分の補填経費などで6千億円を概算要求しました。これに対し財務省は、当初から「実験で何千億円も必要なのか」(藤井裕久財務相)などとして、削減を強く求めていました。

前原誠司国土交通相は、「原則無料化を行うことは変わらない」としながらも、財務省との折衝による減額査定を想定し、無料化となる対象路線を絞り込んだ複数の選択肢をすでに用意しているもよう。

今後、国交省は確保した予算を基に対象区間を選定します。混雑が予想される首都高速や阪神高速などは除きますが、原則として「全国を対象に考える」(馬淵澄夫国交副大臣)方針。九州や北海道に限定した形ではなく、渋滞の激化や公共交通機関への影響、二酸化炭素排出量の増加なども考慮して全国の路線から区間を選びます。無料化は曜日や時間帯、対象車種の限定なども検討し、一部区間は割引料金が適用されます。

布川事件の再審開始確定

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茨城県利根町布川で1967年、男性=当時(62)=が殺害され、現金が奪われた「布川事件」で無期懲役が確定し、服役後に仮釈放された桜井昌司さん(62)と杉山卓男さん(63)の第2次再審請求特別抗告審で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は14日付で、自白の信用性を疑問視して再審開始を認めた東京高裁の判断に「誤りはない」として、検察側の特別抗告を棄却する決定をしました。2人の再審開始が決まりました。

無期懲役の確定事件での再審開始確定は、「足利事件」に続いて今年2例目。最高裁が再審開始を支持したことで、来年にも水戸地裁土浦支部で始まる再審では、無罪が言い渡される公算が大きくなりました。
指定暴力団稲川会系組員らが神奈川県などで貴金属や携帯電話などの窃盗を繰り返していた大規模窃盗事件で、被害額が約29億に上ることが3日、同県警などの合同捜査本部の調べで分かりました。県警などは窃盗などの容疑で、グループ上層部の稲川会系の元組幹部、林俊一容疑者(48)=横浜市中区本牧原=を逮捕し、金の流れなどを捜査しています。

鳩山家資金提供、11億円超

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鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金問題に絡み、実母から鳩山首相側への資金提供は2002年頃から始まり、6年余で総額11億円以上に上ることが関係者の話でわかりました。

同年9月、鳩山首相が民主党代表選で3選され、政治活動に要する費用がかさむようになったことが背景にあるとみられています。検察当局は、これらの資金提供が母からの贈与にあたるとの見方を強めており、鳩山首相が贈与税の申告を迫られる可能性が出てきました。

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